戻る トウキョウサンショウウオ研究会
|
1993年より毎年続けている本調査では、東京都西部の秋留台地域(青梅市・あきる野市・日の出町にまたがる丘陵部)におけるトウキョウサンショウウオの生息環境と経年変化、年毎の気象との関係を把握することを目的としています。今年も3月27日、例年のように3地域に分かれて実施されました。
| 地区 | 卵のう数 | 成体数 |
| 青梅地域・大荷田川流域 | 168 | 22 |
| 五日市地域・横沢入 | 226 | 13 |
| 日の出地域・平井川北 | 83 | 20 |
今年の春の訪れは早かったものの、3月中に雨が少なかったせいか、産卵期はまだ始まったばかりといった状態でした。成体のオスはもちろん、これから産卵する腹の大きなメスや、昨晩産みつけられたばかりのような卵嚢も見つかっています。
調査も11年目をむかえて、少々息切れ気味なのか、今回の参加者は総勢12名と、過去最低でした。産卵数が少なかった上、各自ベテランぞろいだったので、調査自体に支障は無かったのですが、来年はもう少し広報に力を入れて、賑やかにやりたいものです。(事務局)