戻る トウキョウサンショウウオ研究会
|
秋留台地域は、東京都西部の多摩川と秋川にはさまれた丘陵地帯で、都内では珍しい里山の環境が残っています。トウキョウサンショウウオの基準産地である旧多西村(現あきる野市)草花もこの一角です。
この地域に計画されている「秋留台地域総合整備計画」(多摩ニュータウンの１.５倍ともいわれる巨大開発・現在は凍結中)の見直しを求める西多摩自然フォーラムでは、1993年より開発の予定地域内におけるトウキョウサンショウウオの生態調査を、毎年3月末に行ってきました。1998年からは、トウキョウサンショウウオ研究会とも合同で、都内の生息域調査の一貫として行われ、多くの貴重なデータが蓄積されています。
この調査の特徴は、研究者だけではなく、多くの一般市民が参加していることで、その数はこれまでに1000名以上に及びます。毎年恒例の行事としてくり返し参加する市民も少なくありません。
昨年の調査では、最初の産卵が１月末とたいへん早かったにもかかわらず、その後の少雨のためか、3月末でも産卵のピークにはやや早かった印象がありました。今年は、すでに各地で多くの卵のうが確認されており、その後の雨量も多いので、かなり多くの数がカウントできるのではないかと期待されています。
西多摩自然フォーラムでは、今年も以下の日程で調査を予定しています。はじめての方にもできる簡単な調査ですので、ぜひ気軽に御参加下さい。
| ●調査域 | 東京都青梅市・あきる野市・日の出町の秋留台地域丘陵部 |
| ●日時 | 3月30日(日) 雨天の場合４月６日(日) |
| ●集合 | A.青梅地域: JR 青梅線小作(おざく)駅西口 B.五日市地域: JR五日市線武蔵増戸(むさしますこ)駅前 C.日の出地域: JR五日市線武蔵引田(むさしひきだ)駅前 いずれも午前９時30分 |
| ●内容 | トウキョウサンショウウオの産卵地を探し、生態や卵のうの数・生息環境などを所定の用紙に記録します。集めたデータは生息地保全に活用されます。 |
| ●参加費 | 一人300円・ファミリー500円 |
| ●持ち物 | 弁当・水筒・ゴミ袋・筆記用具・必ず長靴(泥まみれの人が毎年でます!)・タオル・あれば炊事用ゴム手袋 |
| ●注意 | 小雨決行・採集は認めません。ご理解ご協力をお願いします。参加申し込み不要・解散は現地で午後３時ごろ(変更あり) |
| ●問合せ | 川上Tel&Fax 042-550-0265 |
| ●主催 | 西多摩自然フォーラム／代表・久保田繁男／青梅市日向和田２-３１０-３ |