戻る トウキョウサンショウウオ研究会
|
今年度は、研究会による都内仝域の調査は行なわれませんが、西多摩自然フォーラム主催の秋留台地域の−斉調査はぼ例年通り実施されました、宣伝不足がたたって、参加者はスタッフを含め33名と少なかったのですが、今年は春の訪れが遅いせいか、確認された卵のうの数が非常に少なかったため、少入数ても予定地域全部を調査することができました。
集計結果は以下の通りです。
場所 |
卵のう数 | 成体数 |
| ○肯海市長淵・大荷田川流域 | 44 | 64 |
| ○日の出町平井丘陵 | 33 | 17(♂9♀8） |
| ○あきる野市横沢入 | 32 | 33(♂22♀11） |
| 計 | 109 | 114 |
昨年の−斉調査では横沢入りだけても約850の卵のうが確認されていますから、一見非常に減少しているように見えますが、もちろんこれは産卵期の遅れが数字として現れたにすぎません。秋留台の調査は、調査時期を毎年固定することて、気象と産卵の関係を把握する意味もあるので、今年のカウント数が少ないからと言って成果が上がらなかったわけではありません。かえっていつもはなかながられない成体が多数観察てきたことは、貴重な記録と言えるでしょう。産卵直前の♀の成体も多数見られたことから、♂が集まって♀を待ちかまえるとは一概には言えないようです。 なお、その後の雨で一斉に産卵が誘発されたらしく、4月2日の時点では横沢入の2本の沢だけで約90個が確認されています。
都内各地域ごとに数カ所ずつ定点を決め、毎年綿蜜な調査を行なうことで経年変化を追跡する調査計画がスタートしました。 この調査は、定点ごとに産卵された全ての卵のうをカウントする必要があるため、産卵のほぽ終了すると考えられる4月中旬頃から行ないます。卵のう内の全ての卵数や死卵率なども調査するため、多くのスタッフが必要です。ぜひご協力下さい。
また、調査定点を決められた方は事務局までお知らせ下さい。調査用紙を送ります。
今後の調査スケジユール
他にも計画のある方は事務局までご連絡を！
今年は都内全域調査を行なわないと言っても、集計をしないわけではありません。 定点調査ほどの精度がなくても、数をカウントするだけでも貴重なデータです。また、産卵地を巡る環境の変化などもぜひ把握しておきたい情報です。調査のスタイルは問いませんので、どのようなデータでも、事務局までお送り下さい。なお、お送りいただく際は、調査地点が特定できる情報も同封いただくようお願いします。（例・98，99年の調査地点は通し番号を、それ以外または不明の場合は25000分の1地形図などにポイントを落としたもののコピーなど）
調査マニュアル・調査用紙をご希望の方は事務局までご請求下さい。
いつもやれ調査だ報告書の編集だと、まるで仕事づけのような研究会ですが、たまには一息入れて、違った環境にすむサンショウウオの生態を観察しようと企画した催しです。
すでに計画段階で参加希望者が多いため、すぐに満員札止めになってしまう可能性もありますが、夏には同じ内容で第２弾を！という話もありますので、今回希望に添えなかった方はご容赦を！
PM 7 :00〜9 :30立川中央公民館（JR立川駅南口下車徒歩５分）
今年度の調査結果の集計結果をもとに分析します。 13日の観察会の報告、会計報告も行なう予定です。どなたでも出席できますので、ぜひおいで下さい。
注意！！ 場所が変更になりました。立川の勤労福祉会館です。
トウキョウサンショオウ関係の情報については以下のホームページでもご覧になれます。
http://salamander.la.coocan.jp/salamander/index.html